【驚愕の報酬】日産自動車元会長カルロス・ゴーンの報酬を海外の高額報酬役員と比較してみた(2)
こんにちは、AOでございます。
当ブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、前回のブログで算出した日産自動車元会長のカルロスゴーンの裏の報酬を含めた年俸は、「71.5億円」となりました。
続いて、ゴーンの報酬が日本国内のみならず、世界的に見てどうなのかを見てみることにした。
まず国内から見ていきましょう。
2017年 日系企業の役員報酬ランキングは以下の通り。(好評されているもの)
1位 カルロス・ゴーン(ルノー日産三菱) 71.5億円(闇報酬)
2位 J.M デビント(セブン&アイHD) 21億円
3位 R・フィッシャー(ソフトバンクG) 20億円
5位 M・クラウレ(ソフトバンクG) 13.8億円
6位 R・ミスラ(ソフトバンクG) 12.3億円
8位 C・ウェバー(武田薬品工業) 12.1億円
9位 瀬戸欣哉(LIXILグループ) 11.2億円
10位 赤澤良太(扶桑化学) 10.3億円
ご覧のとおり、ゴーンの報酬71.5億円は、ダントツの1位になります。。。
時価総額がはるかに高いトヨタやホンダの社長の名前がない中で、日産自動車の会長が圧倒的な1位というのは正直いかがなものかと思います。
さて、続いて世界に視野を広げていきましょう。(1ドル=110円換算)
※ 経営者名(企業名 時価総額) 報酬
1位 エヴァン・シュピーゲルCEO(Snap Inc. 3.8兆円 ) 554億円
2位 スコット・ナットール(KKR & Co. 7700億円) 234億円
3位 ジョゼフ・バエ(KKR & Co. 7700億円) 234億円
4位 イーロン・マスク(Tesla Inc. 4.9兆円) 165億円
5位 サンダー・ピチャイ(Alphabet Inc. 81兆円) 158億円
6位 ロブ・ロイ(Switch Inc. 2200億円) 157億円
7位 スティーブン・シュワルツマン(Blackstone Group 1兆円) 137億円
8位 ジョージ・ロバーツ(KKR & Co. 7700億円) 133億円
9位 ヘンリー・クラヴィス(KKR & Co. 7700億円)133億円
10位 トニー・レスラー(Ares Management 4730億円) 119億円
やはり、世界をみると上には上がいることを痛感させられます。。。
ゴーンの闇報酬は、トップ10にすら足元にも及びませんでしたね(笑)
しかしながら、時価総額がもはや神の域に達しているアルファベットはおいておいて、比較的時価総額が低い資産運用会社や投資会社の役員報酬が上位に来ていることが分かりました。
つまり役員報酬は、企業の規模に比例しないんですね~~
ってか、1位の554億円ってwww
税金持っていかれたとしても、わずか1年の報酬で人生何回豪遊できるんだろか。。。。(笑)
とはいえ!!
今後も、ザクザクと隠れ報酬が明らかになってくると思います!
目指せ!トップ10入り!
ということで、今回の記事は終わらせていただきます。
最後まで、読んでいただき誠にありがとうございました。
【驚愕の報酬】日産自動車元会長カルロス・ゴーンの報酬を海外の高額報酬役員と比較してみた(1)
こんにちは、AOです。
私の記事を見てくださり、ありがとうございます。
いろいろなご意見のほど、よろしくお願い致します。
昨年(2018年)の11月、日産自動車元会長のカルロス・ゴーンの逮捕は、日本中に衝撃をもたらしました。
年末に非常に多くのメディアで報道されましたが、その勢いは落ち着いてきたでしょうか。まだまだ東京地検特捜部による追起訴により拘留が続きそうですが、現時点で明らかになってきたゴーンによる悪事を簡単にまとめてみます。
さらに、世界的に報酬が低いと不満を抱いていたゴーンの実際の年収について、実際のところ、海外の経営者と比べてどうなの?というところを見てみましょう。
まず、ゴーンの年収(公開)についてみていきましょう。
会社 報酬(年間)
日産自動車(会長) 7億3000万円
三菱自動車(会長) 2億7000万円
このように世界的な大企業3社の会長を兼任し、合計19億円の報酬をもらっていました。
1.金融証券取引法違反 14億円 / 年
こちらの内容については、ご存じの方は多いのではないでしょうか?
高額報酬への避難(ほぼフランス政府による非難)を嫌い、日産退職後にゴーンと日産がコンサルティング契約を交わすことを決めていました。
(ゴーンは、まだ発生していない報酬で契約は無効だと言い訳をしていますが、今回の事件が発覚していなければほぼ確定でしょう)
2016~1018年の直近3年で42億円の契約を隠れて交わしていたということで、その年収は14億円。
2.特別背任 5億円 / 年
私的な損失を日産に付け替えて損害を与えたなどとして再逮捕された。自分の資産管理会社と銀行の間で通貨の取引(要は、リスクを伴うFXみたいな感じ?)を契約していたが、多額の損失が発生。
そのため、30億円の追加担保をお願いしますといわれたが、そんな金はないということで、契約権利は資産管理会社から日産に移し、約18億5千万円の含み損を日産に負わせた。
この権利はその後、再び前会長の資産管理会社に戻された。ゴーン前会長は、その際に尽力したサウジアラビアの知人が経営する会社に対し、09年6月~12年3月の4回、日産の子会社から計1470万ドル(現在のレートで約16億3千万円)を入金させた。またこの知人には別途3億円送ったとのことで、これも併せてその年収は5億円。
3.中東知人への借金 7.5億円 / 年
日産子会社(中東日産)からサウジアラビアの知人側に支出させた約16億円のほかに、別の知人2人が経営するオマーンとレバノンの会社にも約52億円を支出させていたことが発覚しました。自動車事業の実態のない会社に、「販売促進費」という名目で送金を実施しており、見返りがあったことは明白。過去7年間にわたって送金をおこなっていたということで、その年収は7.5億円となる。
4.日産自動車と三菱自動車の合弁会社からの不正報酬 10億円 / 年
日産自動車と三菱自動車は、両社の合弁会社から約782万ユーロ(約9億7000万円)の「不正報酬」を受け取っていたことを発表しました。
日産自動車と三菱自動車は共同発表で、ゴーン前会長は両社がオランダに設立した合弁会社「Nissan-Mitsubishi B.V.」と独自の雇用契約を結び、日産自動車の西川廣人取締役社長と三菱自動車の益子修取締役会長CEOと協議せずに「不正に上記金銭の支払いを受けた」と説明しました。(私物化も甚だしい。。。。)
5.日産経費の私的横領
以下、まとめて列記させてもらいます。中には推定もありますが、安く見積もっています。
・家族旅行目的のプライベートジェット維持費
→家族旅行に行くなど、ガンガンで私的利用されていた日産保有のプライベート
ジェット機が、一体いくらかかるのか簡単に調べてみました。
・ジェット機体費用・・・・・50億円
7000km飛行可能 海外セレブ御用達
・メンテナンス費など・・・・・3億円 / 年
ジェット機については、欧州や日本など世界を飛び回るゴーンのことなのでこれくらいのレベルのものを購入させていてもおかしくありません。明らかに、家族を乗せるためにプライベートジェットを購入させたとしか考えようがありませんね。だって、一人だったらファーストクラスで十分なわけですから。機体費用は、10年償却と考え、合計で8億円/年を横領したと言っていいと思います。
・各国(パリ・リオ・レバノン・オランダ・日本)の別荘維持費
→ 国 家賃or 購入金額 (10年償却換算)
フランス(パリ) 10億円 (1億円 / 年)
ブラジル(リオ) 6.2億円 (6200万円/ 年)
レバノン 18億円 (1.8億円 / 年)
オランダ(アムステルダム) 1000万円
日本(横浜) 2000万円
・無能な姉とのコンサルティング契約
→1000万円 / 年
・超溺愛娘の通う大学やレバノンの大学への私的な寄付
→ 2000万円 / 年
世界各地に日産経費で家の購入や賃貸契約をさせていました。ブラジルには親が住んでいたり、私的利用も甚だしい。合計約4億円/年の横領をしていたといいのではないでしょうか?さらに、娘の通う大学への裏金は話になりません。(娘は、大学にまともに入れないほど相当頭が悪かったのでしょうかね?)
6.結婚費用(ベルサイユ宮殿にて) 4億円 / 年
ベルサイユ宮殿での再婚相手との結婚式は、俳優を雇うなど相当豪華に行われたそうです。総額は、80億円!!(高層マンション建てられるじゃん。。。)この金額については、ゴーンが日産に来てから20年間で割って、4億円/年とします。
以上、1~5の合計をすると、裏の報酬を含めたゴーンの年収はざっくり「71.5億円」となりました。
正直、今後まだまだ横領案件が増えてくると思います。日本を代表する大企業が、食い物にされていたことは非常に腹立たしいです。今後の真相も含めて、見守っていきたいと思います。
そして最後に、次の記事で世界各国の経営者とゴーン被告との報酬を比較していきます。